こんにちは。最初のテーマは、ドイツ語の人称代名詞です。
人称代名詞とは、英語で言うと「私(I)」、「あなた (you)」、「私たち(we)」、「彼(he)」、「彼女(she)」などに該当するものです。人称代名詞を全て正確に覚えることが、ドイツ語習得の第一歩となります。
一覧表を添付して説明しますので、正確に暗記しましょう。最後に練習問題も載せておきますのでチャレンジしてみてください!
1. ドイツ語の人称代名詞について
ドイツ語の人称代名詞は全部で9つあります。
- ich (私は)
- du (君は)
- er (彼は)
- sie (彼女は)
- es (それは)
- wir (私たちは)
- ihr (君たちは)
- Sie (あなたは/あなた方は)
- sie (彼らは)
上記に示した、ich (私は)、du (あなたは)、er (彼は) 、sie (彼女は)、es (それは)、 wir (私たちは)、ihr (あなたたちは)、Sie (あなたは/あなたがたは <敬称>)、 sie (彼らは)が人称代名詞となります。
ドイツ語の人称代名詞には1格〜4格まで存在します。(格とは、日本語で言う「が」「の」「に」「を」に当たるようなものと考えてください。)最終的には全ての格を覚えることになりますが、まずは「〜は」「〜が」にあたる1格 (Nominativ)=主格 を覚えていきましょう。
1格は(=主格)は、文章の主語を作ることができます。
2. 親称と敬称について
ドイツ語の人称代名詞で特徴的なのが、2人称です。ドイツ語には親しい間柄で使う「親称」du(君)と、敬語を使うような相手に使う「敬称」Sie(あなた)があります。お気づきの方もいるかと思いますが、英語では全てyouで言えてしまいます。ドイツ語ではこれらを使い分ける必要があるのです。2人称複数に関しても同じことが言えます。「親称」ihr(君たち)と「敬称」Sie(あなたたち)です。
du(君)とSie(あなた)を使い分ける目安としては、相手との距離感です。
例えば、初対面の相手や店員などにはSieを使います。公式な文章や手紙 (役所や語学学校などからくる手紙) にもSieが使われます。Sieは日本語でいう敬語に近いもので、敬語を使う相手にはSieを使うと考えてもそこまで間違えではないです。
逆に、家族間や友達同士、また年上でも親しい人にはduを使う傾向があります。仲良くなった間柄ならduでOKと考えて下さい。語学学校では初対面でもduで話すことがほとんどですね。Sieからduに移行することもあります。その時はduを使って話してもよいか許可をとることもあります。相手とduで話す関係になったら、友達になった証拠であると考えることもできますね。
3. 人称代名詞一覧表
ドイツ語の人称代名詞の一覧を添付します。ここには1格〜4格までの人称代名詞が書かれていますが、先ほども申し上げた通り、まずは赤枠で囲ってある「1格 (Nominativ)」 だけを覚えて下さい。
4. 練習問題
今回は人称代名詞を勉強しました。練習問題を解いてみましょう。
1. 私はサラです。
( ) bin Sarah.
2. 彼はドイツ出身です。
( ) kommt aus Deutschland.
3. 私たちは大学生です。
( ) sind Studenten.
4. あなたたちは映画館へ行きます。
( ) gehen ins Kino.
5. 君はコーヒーを飲みます。
( ) trinkst einen Kaffee.
6. 君たちは日本語を話します。
( ) sprecht Japanisch.
7. 彼女はエミです。
( ) ist Emi.
8. あなたはテニスをします。
( ) spielen Tennis.
9. それは来る。
( ) kommt.
【解答】
1. Ich 2. Er 3. Wir 4.Sie(敬称) 5. Du 6. Ihr 7. Sie 8. Sie(敬称) 9. Es
お疲れ様でした。今回は人称代名詞(Personalpronomen)について勉強しました。ドイツ語を学ぶ上で基礎中の基礎となります。繰り返し勉強して下さいね・
Lektion2では「動詞の現在人称変化」を学びます。お楽しみに!!
Auf wiedersehen!!
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