こんにちは。今回のテーマは、ドイツ語のアルファベットと発音です。
ドイツ語を学ぶにあたり、一番初めに覚えなければいけないこと、それはアルファベットです。
・英語のアルファベットとの違いは?
・発音はどうなの?
・ドイツ語特有のアルファベットはあるの?
ドイツ語は、英語と同じくラテンアルファベットを用いる言語ですが、英語と違う点が多々あります。今回はドイツ語のアルファベットの基礎について学んでいきましょう。
1. ドイツ語のアルファベット
ドイツ語のアルファベットの基本は、みなさんお馴染みの英語のアルファベットです。英語のアルファベットはA〜Zまでの26文字です。
一方、ドイツ語のアルファベットは、英語のアルファベット26文字に加えて、特有文字が4文字(Ä、Ö、Ü、ß)が加わり、合計30文字となります。
まずは一覧表をご覧ください。アルファベットの発音と簡単な単語例を併記しています。
ドイツ語のアルファベットA〜Zの「表記」に関しては、英語と変わりません。ただし、注意が必要なのは「発音」です。一覧表を見て頂ける通り、英語と同じ発音をするアルファベットもありますが、大半は英語のアルファベットと「発音」が異なります。英語との違いを意識しながら、一覧表を用いて繰り返し声に出して覚えてくださいね。
次にドイツ語の特有な文字(Ä、Ö、Ü、ß)についてです。
読み方はそれぞれ、Ä(アーウムラウト)、Ö(オーウムラウト)、Ü(ウーウムラウト)、ß(エスツェット)です。「ウムラウト」という言葉は、聞いたことのある方も多いのではないかと思います。ウムラウトは母音の上にウムラウト記号( ¨ )がついたアルファベットです。 ドイツ語だけでなく、アイスランド語などのゲルマン語圏の言語やフィンランド語といった多くの言語で使われれています。ちなみに、パソコン等でウムラウトが打てない場合は、Ä=Ae、Ö=Oe、Ü=Ueと書かれる場合もあります。
ß(エスツェット)はドイツ語特有の文字(子音)です。ギリシャ文字のβ(ベータ)と似ているので、「べー」と発音したくなりますが、違うので注意してください。この文字はsが2つ重なった文字(大きいsと小さいsの合字)で、「ス」の発音に近くなります。Fußball(フッスバール)に入っていますね。ちなみに「ss」と書く表すこともできます。スイスドイツ語では「ß」ではなく「ss」が使われる傾向があります。
2. ウムラウトの発音について
ドイツ語の発音の中で難しいのが、ウムラウト(Ä、Ö、Ü)です。発音の仕方には色々な説明がありますが、個人的にしっくりときた発音方法をお教えします。
Ä・・・日本語の「エ」と同様の発音です。比較的発音しやすいです。「エー」
Ö・・・「O」の口の形(日本語のオ)、「エ」と発音します。口の形を保つことが重要です。「オ」+「ェ」=「オェー」みたいな中間音です。
Ü・・・「U」の口の形(唇を前に突き出す)をして、「イ」と発音します。「ユー」に近い。
個人的に難しく感じるのが「Ö」です。「エ」と発音したくなりますが、どちらかというと「オ」に近い発音です。カタカナで表現するのは難しいですが、「オ」と「ェ」を混ぜたような発音が近いです。日本人は口を大きく開けずに話す人種です。ドイツ語話者は英語と同じように口を大きく動かします。「Ö」も大きく口を開けた方が発音しやすいです。
今回は、ドイツ語のアルファベット(Das deutsche Alphabet)について勉強しました。ドイツ語の発音は規則的ですが、一つ一つのアルファベットをしっかり発音しないと伝わりません。繰り返し声に出して練習して覚えてくださいね。
Auf wiedersehen!!
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