こんにちは。今まで、肯定文・命令文・疑問文などを学んできました。
今回はこれまで何度も出てきた、品詞(動詞)の位置について、ルールを細かく説明します。
ドイツ語はご存知の通り、とてもルールに厳格な言語です。特に、動詞の位置は重要な要素となってくるので、詳細に説明いたします。
ドイツ語は「動詞の位置」が大切だったね!
1. ドイツ語の動詞の位置
これまでにも何度も書いていますが、ドイツ語では動詞は文章の2番目におかれます。
これはドイツ語の基本的な文法のルールで、必ず守らなければなりません。逆に言えば、動詞が2番目にきてさえすればよいのです。
ただし、例外があったことを覚えていますか?
「命令形」の場合と、「JA /NEIN で答えられる疑問文」の場合です。この時、動詞は文章の先頭に置かれましたね。
一方、疑問文の中でも 「W から始まる疑問詞を使った疑問文(W -Fragen)」の場合は、動詞は疑問詞の後、つまり文章の2番目におかれます。
命令形、疑問文について復習したい方は、Lektion8、Lektion9、Lektion10の記事を参照してくださいね。
Das Verb steht immer auf Position 2!!
2. 動詞2番目のルール
「彼は土曜日にレストランに行く」という例分を使いながら、このルールについて説明いたします。
Er geht am Samstag ins Restaurant.
Am Samstag geht er ins Restaurant.
Ins Restaurant geht er am Samstag.
(Ins Restaurant geht am Samstag er.)
この例文のすべて、動詞が2番目にきていますね。
( ) してある文章は言えなくもないですが、使われることは全くないと思っていただいても構いません。主語は動詞の前後におかれることが通常です。
3. 文の初めにくる品詞
文の初めにくる品詞に特にルールはありません。動詞が2番目に置かれれば、先頭に置く品詞は自由なのが、ドイツ語の文法ルールです。
日本語でも、強調したい語を初めにもってくることはよくありますよね。実は、ドイツ語ではそれが特に顕著です。つまり強調したい箇所を先頭に配置する傾向があります。
Er geht am Samstag ins Restaurant. 彼は土曜日にレストランへ行く。
Am Samstag geht er ins Restaurant. 土曜日に彼はレストランへ行く。
Ins Restaurant geht er am Samstag. レストランへ彼は土曜日に行く。
このように、強調されている語が異なりますね。何を強調したいかによって、文章の先頭にくる品詞が変わります。
4. まとめ
ドイツ語では品詞の位置に明確なルールが存在します。このルールさえ守っていれば、他の品詞は自由なので常に動詞の位置だけを最初の頃は気にして話したり、書いたりされるとよいと思います。
品詞のルールについて、細かくまとめていますので、ぜひ活用してください。
Lektion-11-Position-1
今日はここまで、お疲れ様でした!
次回はLektion 12「文の構成」について学びます。
Auf Wiedersehen!!
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